top of page
  • Pita official

女性脚本家になる!女性が脚本家として活躍するための秘訣を解説


本記事では脚本家を目指している女性に向けて、現在活躍している女性脚本家の紹介や、女性脚本家として活躍するために知っておきたいことなどについて解説しています。


【目次】
1.脚本家の仕事は
2.【ドラマ編】
3.【アニメ編】
4.女性脚本家として活躍する秘訣
5.脚本を学ぶなら「Writer's Door」


1.脚本家の仕事は

脚本家の仕事は、映画やドラマ、アニメ、漫画などの作品において「ストーリーの骨組み」を創ることです。

このストーリーの骨組みを、「脚本」や「シナリオ」と呼びます。

脚本の書き方は、映画なのか舞台なのか、ドラマなのかによって少し変わってきますが、大体の書き方が決まっているので、そのフォーマット通りに書くのがひとつのルールです。


脚本の仕事が決まったら、まずは会議や打ち合わせで作品の方向性を決めて行き、その情報を元に執筆を開始します。

ストーリーができたらプロデューサーなどに提出し、修正点が発生したら修正をし、またチェックしてもらう…ということを繰り返して作品を完成させる。

それが、脚本家の大まかな仕事の流れです。


脚本家になる道は本当に人それぞれです。

シナリオの賞に応募をして受賞し、そこから仕事を得るようになる人もいれば、劇団に所属して役者活動をする傍ら脚本を書くようになり、そこから脚本がメインになっていくという人もいます。

脚本家は、フリーランスで活動している人が多いです。

企業などに所属している脚本家はまれですが、テレビ局や映画製作会社などの社員として、脚本を書いているケースもあります。



2.【ドラマ編】

女性脚本家の中には、第一線で活躍している人がたくさんいます。

ドラマ脚本家として知られている4名の女性脚本家を、以下にご紹介します。


中園ミホ

写真参照


中園ミホさんは、女性脚本家の代表ともいえるほど知名度が高く、有名なドラマをたくさん手掛けている脚本家です。

もともとは広告代理店に勤務していて、知り合いの代わりにシナリオの講座に出席したのが脚本に触れた第一歩だったのだそう。

その後占い師などいくつかの職業を経て、「ニュータウン仮分署」で脚本家デビューをしました。

ストーリーから考えて脚本を書く作品もあれば、小説を脚本に書き起こすケースもあります。

「女性たちの生の声を聞き、それを描いて、彼女たちを応援する」ことが、ドラマ脚本を執筆する原動力となっているそうです。


代表作

・白鳥麗子でございます!

・やまとなでしこ

・スタアの恋

・南くんの恋人

・花子とアン

・西郷どん

・Doctor-X 外科医・大門未知子シリーズ

・ハケンの品格



井上由美子

写真参照


井上由美子さんは、ドラマに携わる仕事をしたいと考えて、立命館大学を卒業後テレビ東京に就職しました。

しかしドラマ制作に携わることができなかったため3年で退職し、シナリオ養成講座を受講して「過ぎし日の殺人」で脚本家デビューを果たします。

その後、積極的に制作活動に取り組み、たくさんの作品を手掛けながら数々の賞を受賞されています。

2018年には「ハラスメントゲーム」で小説家デビューを果たすなど、幅広く活動されている女性脚本家です。


代表作

・天上の青

・ダブロイド

・危険な関係

・白い巨塔

・GOOD LUCK!!

・火垂るの墓

・緊急取調室シリーズ

・営業部長 吉良奈津子

・お母さん、娘をやめていいですか?



北川悦吏子

写真参照


北川悦吏子さんも、広告代理店勤務から脚本家へと転身されています。

早稲田大学を卒業後、広告代理店に勤務するも半年で退職、その後にっかつ撮影所に入社して、仕事をしながらシナリオの勉強をしたそうです。

1989年に、「赤い殺意の館」で脚本家デビューを果たしました。

脚本家としての活動以外にも、映画監督やエッセイストなど幅広い創作活動を行っています。


代表作

・世にも奇妙な物語シリーズ

・ぼくが医者をやめた理由

・素顔のままで

・チャンス!

・あすなろ白書

・愛していると言ってくれ

・オレンジデイズ

・半分、青い。

・ウチの娘は、彼氏が出来ない!!



吉田智子

写真参照


吉田智子さんは、広告会社のコピーライターから脚本家へと転身されています。

1999年「君といた未来のために 〜I'll be back〜」で脚本家デビュー、その後もさまざまな名作を世に送り出しています。

テレビドラマのほかにも映画の脚本も書くほか、小説を脚本に起こすケースもあり、映画「君の膵臓をたべたい」は吉田智子さんが脚本を担当しています。


代表作

・キミといた未来のために

・新宿暴走救急隊

・ビューティー7

・美女か野獣

・ダイヤモンドガール

・一生忘れない物語

・今週、妻が浮気します

・働きマン

・全開ガール



3.【アニメ編】

アニメ界でも女性脚本家が活躍しています。

以下に、女性のアニメ脚本家4名をご紹介します。



横手美智子

写真参照 


横手美智子さんは、とても知名度の高い女性アニメ脚本家です。

そのキャリアはかなり長く、1989年ごろからアニメ脚本家として活躍されています。

デビューのきっかけは、当時師事していた脚本家の伊藤和典氏から依頼をされたことだそう。

突然脚本を書くように依頼されて、いきなり初めての脚本でデビューした作品が「機動警察パトレイバー」の1話でした。

TVアニメはもちろん、劇場アニメやテレビドラマの脚本も手掛けるなど、幅広く活動しています。


代表作

・らんま½

・逮捕しちゃうぞ

・るろうに剣心

・グラビテーション

・金田一少年の事件簿

・ヒカルの碁

・ケロロ軍曹

・銀魂

・たまごっち!

・しろくまカフェ

・みだらな青ちゃんは勉強ができない



岡田麿里

写真参照


岡田麿里さんは、アニメ脚本家のほかに小説家や漫画原作なども手掛けています。

コンピューターゲームの専門学校でアニメシナリオについて学び、シナリオライターを志すようになったそうです。

2017年以降は、実写映画やドラマの脚本も手掛けるなど、活動の幅を広げています。


代表作

・砂沙美☆魔法少女クラブ

・こどものじかん

・黒執事シリーズ

・放浪息子

・花咲くいろは

・キズナイーバー

・機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ第2期

・ひそねとまそたん



吉田玲子

写真参照


吉田玲子さんは、「セシールシナリオ大賞」で佳作を受賞した後、ほかの賞でも佳作を取るなどのステップを経て、アニメ脚本家としてデビューされています。

ドラゴンボールやジブリ作品など、有名な作品も数多く手掛けている女性アニメ脚本家です。


代表作

・ドラゴンボールZ

・花より男子

・おジャ魔女どれみ

・キョロちゃん

・デジモンフロンティア

・カレイドスター

・かいけつゾロリ

・マリア様がみてる

・ポケットモンスター

・平家物語



米内山 陽子

米内山陽子さんは、演劇活動から脚本に入られた女性脚本家の1人です。

現在も脚本家だけでなく演劇活動を行っているほか、演出や舞台手話指導など、活動の幅を広げています。


代表作

・ウマ娘 プリティダービー

・シルバニアファミリー



鈴森 ゆみ


鈴森ゆみさんは、フジテレビヤングシナリオ大賞の最終選考に残り、スピンオフドラマ「決戦はアフター5」で脚本家デビューされています。

その後TVアニメの脚本に携わり、さまざまな作品の脚本を執筆しているほか、朗読劇の脚本執筆など幅広く活動している女性脚本家です。


代表作

・古見さんは、コミュ症です。

・シルバニアファミリーミニストーリー ピオニー

・パウ・パトロール



4.女性脚本家として活躍する秘訣

脚本家として活動する上で、大きな男女差はないと考えて差し支えありません。

ライフスタイルの違いなどはありますが、同じ努力をして同じチャンスに恵まれれば、男女関係なくそのチャンスを活かすことができます。

しかし、出産など女性は一時的に現場を退かなければいけないことがありますので、リスクを負いやすいといえるかもしれません。


ここで、女性脚本家として活躍する秘訣とは何かを考えてみましょう。


女性脚本家としての強みを生かした作品づくり

男性には男性ならではの、女性には女性ならではの感性があるのは当然のことです。

男性が得意とする脚本の書き方があるように、女性が得意とする脚本作りに役立つ感じ方があります。

一説によると、女性をテーマにした作品を書く場合、男性脚本家は女性を自分の理想と重ねて書いてしまう傾向があるそうです。

対して女性脚本家は、等身大の女性を表現できるため、よりリアリティのある脚本を書けるのだとか。

また、女性の視点で女性を描くことができるのも、女性脚本家ならでは。

女性視点で描かれたドラマの中にも、男性脚本家の作品は多々ありますが、「面白いと思って観ていたら、やはり女性の脚本家だった」という作品も多いはず。

「自分にしか書けない」ストーリーが、必ずあります。



女性のライフスタイルをあきらめない環境づくり

女性は、結婚や出産でライフスタイルががらりと変わります。

これまでは夜から朝にかけて執筆活動をしていたという人も、ライフスタイルが変わることによって朝型にならざるを得ず、思うように脚本が書けなくなってしまう人もいるでしょう。

また、育児や家事で執筆時間を確保できないと悩む人もいます。


ライフサイクルにおいては、やはり夜型から朝型にシフトするなどの対応は必要となってくると思われますが、執筆時間においては意識的に確保することがとても重要になります。

仕事を受けたのはいいけれど、家事や育児に追われて仕事をする時間がなくなってしまうのは困るので、仕事が入ったときに備えて、家事や育児をサポートしてもらえる環境づくりは必須です。


脚本家の仕事は、ほとんどの人が自宅で行っているので、サラリーマンで毎日フルタイム勤務をしなければならない人と比較すると、家事や育児との両立がしやすい仕事だと思われます。

どうしてものときには、配偶者や親族にサポートしてもらえるようにお願いしておくと、仕事を減らすことなく活動できるでしょう。



体調を万全にして仕事を受けられる体制を整えておく

男女に限らずですが、「いつでも仕事を受けられる体制を整えておく」ということも大切です。

不規則な生活をしていると、体調を崩しやすくなります。

いざ仕事を受けたときに、体調不良で仕事が進まない…ということにならないよう、日頃から体調管理に留意して、仕事を受ける上で万全の体調を整えておくように心がけたいですね。


自己管理の上手い下手に性別は関係ありませんが、ダイエットや美容を意識している人が多いからか、どちらかというと女性のほうが自己管理できている人が多い印象があります。

食事や睡眠を意識する、日頃から軽い運動を心がけるなど、気持ちよく仕事ができるコンディションを作っておきましょう。



5.脚本を学ぶなら「Writer's Door」

脚本を書くことは、「脚本の書き方」的な書籍を見れば書くことはできますし、インターネットでも書き方を調べることはできます。

しかし、作品を観る人、読む人が思わず夢中になってしまうような脚本を書くには、たくさんの学びが必要です。


「Writer's Door」は、現役の脚本家から手厚い指導を受けられるオンラインのシナリオスクールです。

映画やドラマ、アニメなど、幅広いジャンルで脚本家として活躍している講師が添削をし、フィードバックします。

今現場ではどんなストーリーや表現が評価されているのか、実践に向けたアドバイスをしてもらえるので、仕事につながる脚本制作を学ぶことができるのは大きなメリットです。


執筆中にわからないことがあれば、メールのほか、LINEでスムーズに質問できます。

また、月に1回リアルタイムの動画講座を開催しているので、そちらでも現役の脚本家に執筆についての相談ができるなど、実践に役立つ特典が盛りだくさん。

脚本制作の実力がついてきた人には、コンペ情報や仕事の情報も惜しみなく提供し、プロの脚本家への道を積極的にサポートします。


脚本家としての感性をより高めたい人、脚本の仕事を掴みたい人など、脚本家として活動したいと考えている人の幅広いニーズに合わせたカリキュラムを展開しています。

「Writer's Door」で、脚本家に向けてのさらなる一歩を踏み出しましょう。



bottom of page