脚本家の仕事スケジュールって?現役の脚本家の裏側

脚本家は、仕事を受けてから〆切まで、どんなスケジュールで仕事をしているのか気になりますよね。

本記事では、現役の脚本家として活躍している人に、「脚本家の1日」や、「脚本家の1週間」についてインタビューした内容をまとめています。

また脚本家の仕事についても触れていますので、脚本家を目指す人はぜひ参考にしてください。


【目次】
1.脚本家の業務
2.脚本家の1日の過ごし方
3.脚本家の1週間のスケジュール
4.「Writer’s Door」が脚本家として活躍するチャンスを提供


1.脚本家の業務

脚本家のメインの仕事は、当然脚本を書くことです。

しかし、そのほかにもいろいろな仕事がありますし、よい作品を書くために、常にアンテナを張っておくことは、ある意味生活全体が仕事の一環であるともいえます。



書き直しはよくある出来事

脚本家は、オリジナルのストーリーを書くことがメインだという印象が強いかもしれません。

しかし、小説などの原作を脚本に書き起こすことも多いです。

原作を映像にしたときに、より魅力的で面白い作品にするにはどうすればいいか?という構成能力や想像力がとても重要になります。



企画や脚本家によって執筆スタイルは様々

脚本を書く際には、基本的に仕事の依頼を受けて、打ち合わせをしてから〆切までに執筆を終える…という流れになります。

執筆のやり方は脚本家によって異なり、依頼を受けてから〆切までの間に、執筆スケジュールを細かく決めて書き始める人もいれば、〆切ギリギリを迎えて一気に書き上げる人もいます。

また、複数の脚本執筆を並行して行っている人もいますので、執筆スタイルは皆バラバラです。



脚本家の仕事だけでなく、複数の業務も

脚本執筆以外の脚本家の仕事としては、企画会議に参加したり、執筆に必要な資料を集めたりなどというものがあります。

また、連続ドラマの場合、すでに脚本を納品していても、役者が急病になるなどで撮影を遂行できなかった場合、急遽ストーリーを変更しなければならないことがあるのです。

その場合は、急いで脚本を書き直すという作業が必要になることも。

そのほか、よりよい脚本を書くために必要な知識や感性を養うことも大切です。

自分以外の脚本家による映画やドラマ、本などに目を通し、同業者と情報交換をするということも、脚本家にとって重要な作業だといえます。



2.脚本家の1日の過ごし方

執筆中の脚本家は、どんな1日を過ごしているのでしょうか?

結論からいうと、脚本家によって1日の過ごし方はさまざまです。

独身の脚本家、家庭がある脚本家によって生活リズムは変わってきますし、朝型・夜型のいずれかによっても1日の過ごし方は異なります。


そこで、現役の脚本家として活躍されている2人の脚本家に、1日のスケジュールについてインタビューしました。



市川十億衛門さん

昔から私は完全なる『夜型』人間です。 40歳を過ぎた今でも、昼前に起きて夜中まで働く…という、体には確実に悪いであろう生活をしています。

今日はそんな不健康作家の1日の仕事の流れを紹介します。


朝10〜11時頃、起床。 昼12時頃、パソコンを起動。 

そこからは執筆したり、会議したり、また執筆したり…を繰り返し、深夜3時頃に終業…といったイメージです。

曜日によって会議の時間帯が違うし、会議が無い日もあるので毎日同じルーティンではありません。

ですがアニメは週に一度の定例会議が一般的なので、1週間のスケジュールは大体決まってきます。

月曜日はあの作品の会議、火曜日はあの作品の会議、水・木は会議が無いので1日執筆。 金はあの作品の会議…といった具合です。 そして、土日も普通に働き(執筆し)ます。

深夜3時頃に終業と書きましたが、こちらも仕事の進行具合によってまちまちです。 退社時間が無いので、「書けたら終わり」です。自分で面白いと思うものが書けるまでは、終われません。

早めに終れた日なんかはお酒が飲めるのでラッキーですが、筆が乗らない日は、朝になろうがとにかく唸って働きます。


そんな感じなので、私の場合どうしても365日、仕事の流れはバラバラになってしまいます。でも、だからこそ刺激的で楽しいのだと思います。

文句や弱音を吐きながらも、辞めずに10年以上続けられたのは、この仕事が「好き」だからかも知れません。

最後になりましたが、私は「日本を代表する」アニメ脚本家ではありません。

なので、お仕事が頂けるうちは朝になろうが、お酒が飲めなかろうが、文句を言いながら一生懸命 働き続けます。



米内山陽子さん

私の脚本家としての1日のスケジュールを、「余裕のある日」「余裕のない日」に分けてご紹介します。


  • 余裕のある日

登校する息子を見送って家事をあらかた済ませる。

10:00 仕事開始

ラジオか他人の公開プレイリストをBGMに、悩んで部屋をウロウロしたり健康器具で背筋伸ばしたりしながら執筆。

12:00 ごはん。息子の弁当の残りか適当なうどんかUber EATS。

12:30 打ち合わせ前に緊張し始める。資料を見返したり、何言うか考えておいたりそわそわする。

13:00 打ち合わせ。とにかくいっぱい話して、たくさん聞く。作品作りはチームワークだなと実感できる時間。

16:00 打ち合わせ終わって少し休憩したら、フィードバックを整理して、取りかかれるものには手をつけておく。

18:00 夕方の家事。この辺で息子が帰宅して家族で夕食。

19:00 仕事再開。なんだかんだ暗くなった方が集中できる気がする。

22:00 仕事終了。がんばったね〜と自分を褒める。


  • 余裕のない日

信じられないことに全然終わってないまま徹夜の朝を迎える。

家族で朝食を取って息子を見送る。

カフェインを体にぶち込んでとにかく書く。

「集中できる環境音楽」を聴き飽きる。

昼休憩に入る夫に「1時間したら起こして……」と頼んで仮眠。

1時間後、沼から這い上がるように起きてカフェイン再投入。

記憶飛ぶくらい書く。

夕方、なんとか書き上がる。読み返して、メールを送る。

寝た方が良いのに、書き上がった興奮で眠れない。

ぐちゃぐちゃの机をヨロヨロと片付ける。

眠気がやっと押し寄せてきて、後を全て夫に託して寝る。

起きたら翌朝で、次はちゃんとしようと決意する。



3.脚本家の1週間のスケジュール

先に「脚本家の1日のスケジュール」についてご紹介しましたが、では「脚本家の1週間のスケジュール」は、どんな感じなのでしょうか?

こちらも、現役で脚本家として活躍されている、寺西南都さんと望月清一郎さんにお話を伺いました。

リアルな1週間の過ごし方が、とても参考になります。



寺西南都さん

月火水木金土日……といった1週間の感覚があまりないのが正直なところです。

仕事が立て込んでいる時は毎日仕事をし、ない時はずっと休みの日になります。


以下は私が仕事をしている時の1週間です。

まず、クライアントと打ち合わせをすると、制作物を出すまでに1週間もらえることが多く、その日が1日目の始まりです。

この7日間にいかに面白いアイディアがひらめくか、いい台詞を生み出せるかが勝負!

そのために、毎日できれば7時半、遅くても9時からパソコンに向かいます。

私は朝一が最も仕事が捗るので、昼過ぎまで集中して筆を進めることが多いです。

そして1日の中で大事にしているのが、午後のヨガと犬の散歩の時間。

何も案が浮かばなくて苦しい時ほど、体を動かすように心がけています。

好きなことをすることで、心身のバランスが保たれるし、凝り固まった体や頭をほぐすことで新たなアイディアも生まれやすくなります。


それから週の前半は、余裕があれば映画を見たり、参考文献を読み漁ったりして、新たなインスピレーションを得るために様々な作品に触れるようにしています。

そして納期の1〜2日前に仕上げにかかります。朝から晩まで、執筆漬けです。

仕事をしている1週間は何をしていても頭の片隅には作品のことがあって、脱稿するまでは夢にまで出てくるほど。それでも、この仕事は楽しいし、やりがいがあるからやめられません!



望月清一郎さん

平日はガンガン執筆&打ち合わせ、土日は休めたらいいな、という理想のもと、1週間を過ごしております!

私の場合は原稿をだいたい3〜4日で書き上げます(アニメ脚本の場合)。

1〜2日目がたたき台本、3日目が初稿、4日目で最終チェックといった具合です。

日々の進み具合を見て、都度執筆する案件の順番を入れ替えたりしております。

活動時間はだいたい朝8時〜26時くらいでしょうか。

適宜休憩を挟みつつ、家族とご飯を作ったり食べたり、アニメを観たりしています。


  • 月曜日

アニメ脚本① 初稿を執筆

アニメ脚本② 最終チェック→提出

アニメ脚本③ 打ち合わせ→原稿直し

  • 火曜日

アニメ脚本① 最終チェック→提出

ゲームシナリオ① たたき台本に着手

アニメ脚本② 打ち合わせ→原稿直し

  • 水曜日

ゲームシナリオ① 初稿を執筆

案件①の打ち合わせ→原稿直し

  • 木曜日

ゲームシナリオ① 最終チェック→提出

ゲームシナリオ② たたき台本に着手

  • 金曜日

アニメ案件② 直し完成→提出

ゲームシナリオ② 初稿を執筆

  • 土&日曜日

間に合わなかった原稿を進める(大体間に合っておりません……)。



4.現役脚本家に直接学ぶなら「Writer’s Door」

脚本家を目指す人の中には、独学で脚本を書いて勉強している人、すでにスクールで学んでいる人も多いと思います。

脚本は独学で学ぶことも可能ですが、スクールできちんと指導を受けることで、より作品のクオリティを上げることが可能です。

そこで、現役の脚本家が指導をし、脚本家の育成を行っている「Writer’s Door」をご紹介いたします。


現役の脚本家からリアルな現場を学べる

「Writer’s Door」のもっとも大きな特徴は、現役の脚本家が講師として脚本の添削や指導を行っているという点です。

有名作品を数多く手掛けている脚本家も多く、そんな脚本家から指導を受けることができるのは、受講生にとって、とても学びが大きいと思います。


アニメ、映画、漫画、放送作家などジャンル多数

「Writer’s Door」には、アニメ脚本家から漫画脚本家など、幅広いジャンルで活躍している脚本家が在籍しています。

脚本家を目指す人も、いろいろな分野に触れることで視野を広げることができますし、脚本作りのヒントを得られることも多いです。

企画も出すことができれば、脚本家としての仕事の獲得にもつながりやすくなります。

さまざまなジャンルのプロに指導を受けることができるのは、このようなメリットもあるのです。


プロの脚本家によるシナリオ添削

シナリオスクールでは、プロの脚本家が添削をしてくれるところもありますが、専門の講師が添削するスクールも多いです。

「Writer’s Door」は、プロの脚本家があなたの書いた脚本を丁寧に添削してくれます。

現役で活躍しているプロの指導を受けることで、今現場ではどんな感性が求められているのかを知ることができ、今後の執筆に活かせます。


いつでも質問ができる環境

「Writer’s Door」では、連絡用のLINEアカウントを開設していて、そちらからいつでも質問ができる環境を整えています。

執筆中に急な質問が浮かんだとき、すぐに連絡できるのは心強いですね。




5.「Writer’s Door」が脚本家として活躍するチャンスを提供

「Writer’s Door」では、脚本家としてのスキルを身につけられるだけでなく、優秀な人材には脚本執筆のチャンスを用意しています。

本気で脚本家として活躍したい人にとって、「Writer’s Door」は必ず味方になってくれるでしょう。

これから本格的に脚本の勉強をしたい人は、「Writer’s Door」で学んでみてはいかがでしょうか。