アニメ制作プロデューサーとは?その魅力となるための道筋を紹介!

更新日:2月3日


みなさんは、アニメ制作プロデューサーと聞いてどんな仕事を思いつくでしょうか。 アニメ制作プロデューサーは、その名の通りアニメを作り出す司令塔のような仕事です。 今回は、そんなアニメ制作プロデューサーの仕事について、仕事内容や求められる能力、なるための道筋まで徹底解説します。


【目次】
1.アニメ制作に関わる仕事とは
2.アニメ制作プロデューサーとは
3.アニメ制作プロデューサーの仕事
4.アニメ制作プロデューサーに求められる能力
5.アニメ制作プロデューサーになるための道のり
6.アニメ制作プロデューサーは作品作りの司令塔!

1. アニメ制作に関わる仕事とは

一口に「アニメ」といっても、その仕事内容はさまざまで、業種や役割による違いのほか、経験を積みレベルアップして初めて就ける仕事もあります。


アニメに関わる仕事の中でも、知名度が最も高いのが「アニメーター」でしょう。原画をもとに1枚1枚のカットの作成を行ったり、完成したカット素材を合成して動画にしたりもします。ちなみに、アニメの登場人物の外見やイメージをデザインする仕事は「キャラクターデザイナー」といいます。


監督はアニメの制作を取りまとめるのが仕事。作品全体の構想を考え、アニメーターに指示を出します。他にも、声を当てる声優や、音を入れる音響、作品の本筋を作るアニメ脚本家など、多岐にわたります。

2. アニメ制作プロデューサーとは

アニメ制作プロデューサーとは、良い作品を世に伝え、ビジネスとして成立させ、司令塔の役割を果たす仕事です。ここでは、アニメ制作プロデューサーについて詳しく説明していきます。


企画・営業するプロデューサー

アニメの企画立案、制作スタッフの選定、資金調達、制作進行、広告戦略など全ての工程に関わり、制作チームを統括していくのがアニメ制作プロデューサーの仕事です。その仕事は非常に多岐にわたるため、アニメ制作プロデューサーはふたつのセクションに分かれることが一般的です。


まず紹介するのが「企画・営業するプロデューサー」です。


企画・営業するプロデューサーは、文字通り制作するアニメ作品を企画・発案し、ヒットアニメのコンセプトを作り出す人のことです。制作資金の調達を行い最終的に高い利益が出るよう進行するのも企画・営業するプロデューサーの仕事です。


ちなみに、資金調達の方法はいま多岐にわたっています。

  • 複数の企業から出資してもらう

  • クラウドファンディング

  • SNSで資金を調達

など、「視聴者がスポンサー」になってアニメを制作することもできるようになったためです。


人気が出そうな作品には必ず人とお金があつまります。企画・立案、資金調達をする企画・営業のプロデューサーの腕によってアニメがヒットするかどうかが決まるといっても過言ではありません。

制作に関わるプロデューサー

企画・営業するプロデューサーが「最初の発案」をするとしたら、「制作に関わるプロデューサー」は、決まった企画を継続していくスタッフと企画全体の管理・運営することが職務の中心となります。


制作がスタートすると、現場は映画監督やディレクターらに任せ、人をまとめて制作現場のリーダーとして先頭に立ち、デザイナーやサウンドクリエイターなど、アニメに関わる多くの人をまとめて、期日通りに作品を作り上げなくてはなりません。


進行の管理やスポンサー集めなど、一歩引いた位置から全体を把握・統括する仕事に専念します。的確な指示を出すことが、制作プロデューサーの仕事です。

3. アニメ制作プロデューサーの仕事

アニメ制作プロデューサーの仕事は多岐にわたり幅広い内容です。 チームをまとめ上げたプロデューサーの腕次第でアニメ作品がヒットするか否かが決まると言っても過言ではありません。そんなアニメ制作プロデューサーの具体的な仕事内容について解説します。


全工程を統括する役割

テレビであれば関係するスタッフの数もそれほど多くはありませんが、映画になると非常に多くのスタッフが作品に関わることになります。


制作を統括するアニメプロデューサーは、予算やスケジュール、制作進行などを担当し、制作進行への指示やスタッフの配置、進捗確認などの全工程を統括する役割を果たします。


企画・立案

アイディアは構成作家やディレクターから出されることもありますが、アニメ制作のスタートは企画を立ち上げることからです。


制作期間や予算、そしてキャストなどをイメージしながら企画書を作り、企画が決まったら制作スタッフや監督の選定など具体案を盛り込みます。予算や制作期間を含めた企画書を作成し、チェックしたら、最終的にプロデューサーがゴーの判断を下します。


制作進行

アニメ制作プロデューサーは、制作に遅れがでないように各制作工程のスケジュールを管理します。制作全体の相性も考慮してチームを組み、引っ張っていくことのできるプロデューサーは非常に重宝されるでしょう。


アニメ制作でプロデューサーの最重要課題は、アニメ1作品によって生まれる利益といわれています。予算内で最高水準のものをつくり上げなければなりません。アニメの質は落とさず経費は減らしていくためには、資金提供者との関係を良好にし、制作進行を円滑に進めていく必要があります。


広告戦略

ある程度完成のめどが立ったら、広告物の出稿をしたりプロモーションの予定をきめたりして、広告代理店との打ち合わせを行います。


最近、アニメやマンガ・ゲームとコラボレーションした企業コンテンツの事例を目にする機会が増えましたよね。「サービス・商品訴求」重視か、「ブランディング」重視かの目的によっても、最適な手法や、提携する関係者が変わります。


プロデューサーは最も宣伝にいい方法を探して、広告戦略を練り、多くの人の目に自分たちの作ったアニメが届くように画策するのです。

4. アニメ制作プロデューサーに求められる能力

ここからは、アニメ制作プロデューサーに求められる能力について説明していきます。 今回ピックアップした3つの能力は、どれも「才能」と呼ばれるものではありません。後天的に身につけられるものばかりですので、アニメ制作プロデューサーを志望しているなら、ぜひ今のうちから力を磨いておきましょう!


コミュニケーション能力

多くの人を束ね、一つの作品を作り上げていくアニメ制作プロデューサー。アニメの現場は常に回っており、とてもタイトなスケジュールで作られます。だからこそ、それぞれの部署と連絡を密に取り、軋轢を生まないようにしなくてはなりません。


そのためには、コミュニケーション能力がとても大切になります。また、会社内だけではなく、外注している仕事や、請負先の企業との折衝などもプロデューサーが行います。もちろん、予算を取ってくるのもプロデューサー。どの場面であっても、コミュニケーション能力は必要不可欠なのです。


スケジュール管理能力

上記でも触れましたが、アニメ制作というのはとにかくタイトなスケジュールで行われることが多いです。そんなスケジュールを切るのも、プロデューサーの仕事になります。スケジュールは、詰めすぎてもチームの負担になりますが、ゆとりがありすぎても締め切り期日に間に合わなくなる恐れがあります。


締めるところは締め、休みも配分してスケジュールを組む必要があります。そのため、スケジュール管理能力も、アニメプロデューサーには必要な能力と言えるのです。


企画力

ヒット作品を生み出すには、プロデューサーの企画力も必要です。企画はプロデューサー1人で立てることもありますし、チーム全体で案を持ち寄ることもあります。また、大きなプロジェクトになると、最初の企画立案はディレクターが行い、上がってきた企画書を見てプロデューサーがゴーか戻しかを判断することもあります。


ディレクターの持ってきた企画に対して、さらにアイデアを付け加えることもあります。どちらの場合にせよ、企画内容にゴーサインを出すのはプロデューサーの仕事であり、その企画がつまらなければ、プロデューサーの責任にもなります。企画力は、アニメプロデューサーなら持っておくべき能力と言えるでしょう。



5. アニメ制作プロデューサーになる道のり


アニメ制作プロデューサーになるのに、年齢は関係ありません。ここまで読んで頂いて「アニメ制作プロデューサーになりたい!」「興味が湧いた!」という方は、ぜひここから紹介するアニメ制作プロデューサーになる道のりもチェックしてくださいね!


アニメ系の専門学校・大学で勉強する

プロデュース能力を養うためには、アニメ系の専門学校・大学へ進学して学ぶことがおすすめです。


学校へ行かずにアニメ制作会社へ入社できることもありますけれども、知識のある人の方が有利に就活ができます。また、入社後の成長スピードも早くなるため、事前にしっかりと制作方法を学んでおくことをお勧めします。


アニメ制作会社に就職する

学校を卒業したら、アニメ制作会社に就職しましょう。プロデューサーは多くの職業の人に指示を行う立場なので、アニメに対する幅広い知識が必要不可欠ですから、アニメに関するさまざまな仕事を学びましょう。

  • アニメーター

  • サウンドクリエイター

  • 動画クリエイター

など、アニメ制作に携わる仕事で経験を積むことで、アニメ制作の基礎をしっかり知ることができます。仕事をしていく中で、キャリアアップを目指しましょう。


制作進行として経験を積む

プロデューサーは大きな責任のある役職ですから、すぐにはなれません。ひととおりのアニメ制作の基礎を学んだら、制作部に身を置きながら制作進行として経験を積んでいきます。制作デスク、制作プロデューサーと順にキャリアを積んでいきましょう。


特に制作デスクの業務は、アニメプロデューサーの補佐的役割も担います。技術を盗み、自分のものにするために、この準備期間は非常に重要になるのです。


6. アニメ制作プロデューサーは作品作りの司令塔!

アニメ制作プロデューサーには、企画力、予算やスケジュールなどの管理能力、全体をまとめる統括力など、制作全体をマネジメントする力が必要です。全体を見通す目を持ち、しっかりと客観的に作品をとらえましょう。良質な原作を探し出してくるのも、良い監督を連れてくるのも、良い作品を起用するのもプロデューサーにかかっているのです。

アニメプロデューサーについて気になった方は、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね!