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プロットの書き方が知りたい!プロが教える作成方法も紹介!

作品作りに欠かせない「プロット」

なんとなく概要はわかるけれど、どうやって書けばいいのかまではわからないという人も多いようです。

プロットは作品の骨組みとして非常に重要なので、プロットの書き方をしっかり抑えて作品作りに活かしましょう。

本記事では、プロットの書き方を解説するとともに、プロの作家がどうやってプロットを作っているかについてもご紹介しています。

【目次】
1.プロットとは
2.プロットに入れるべき要素
3.プロットの書き方
4.現場のプロが考えるプロットの重要性
5.まずはプロットを書くことから始めてみよう

1.プロットとは

「プロット」は、作品を作る上での設計図のようなものです。

映画では、シナリオは作品を作る上での設計図だといわれることがありますが、プロットは「シナリオの設計図」的な役割があります。

小説でも映画でもアニメでも、プロットを作った上でシナリオ作りを行います。

プロットとあらすじの違い

プロットは、作品作りにあたって制作されるものになりますので、「作り手」に向けて書きます。

それに対してあらすじは、読み手に対して物語を大まかに理解できるように書くものです。

読む対象が異なるので、内容も違ってくることがわかると思います。


ちなみにあらすじの場合は、読み手にさらに興味を持ってもらうために、物語の結末までは書かれないことが多いです。

プロットでオチが書かれないということはありえないので、この点からも違うものだということがわかりますね。


プロット作成の必要性

作品作りにおいて、「プロットは必要なのか?」という疑問をもつ人もいるようです。

自主制作作品や、1人で作る作品であれば、必ずしもプロットが必要ということはありません。

ただし、大勢のスタッフとチームになって作品作りをする場合は、それぞれのプロがプロットをもとに自分がやるべき作業を行いますので、プロットはとても重要になります。

プロットをもとにプロデューサーをはじめとするスタッフがどんな作品かを理解し、変更を要する場合は変更を入れて、作品の骨組みを完成させます。

そこから、プロットをもとに脚本家が脚本を起こしたり、制作が始まりますので、プロットが必要です。

また、プロットがないと制作段階で細かいところが決まっておらず、制作が頓挫するなど後にしわ寄せが出てしまうことがありますので、やはり作品作りの最初にプロットを書くことは大切です。


プロットの形式

プロットの形式は、小説のような形式になることが多いです。

小説のような細かい描写は省かれますが、どのように物語が進んでいくかをわかりやすく文章に落とし込みます。

小説とシナリオの中間のような文章だと考えると、わかりやすいかもしれません。



2. プロットに入れるべき要素

プロットに入れるべき要素には、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  • テーマ

  • キャラクター

  • ストーリー

テーマ

テーマは、「その作品で伝えたいこと」です。

作品作りにおいて、テーマはもっとも重要な要素になります。

テーマは最初に設定した上でプロットを書いていく場合と、ストーリーを考えていく中で生まれる場合がありますので、必ずしも最初に設定しなければいけないというわけではありません。

また、あらかじめテーマが決まっていて、それに沿った作品作りを依頼されることもあります。


キャラクター

キャラクターづくりも、プロットを書く上で重要な要素となります。

登場人物の性格やポジションを、わかりやすくかつリアルに設定することで、より魅力的な作品作りにつながるからです。

さまざまな映画やアニメでは、主人公はもちろん脇役もキャラクターの個性が引き立っていて、かつバランスよくまとまっています。

それぞれのキャラクターがどんな役割を果たすかは、作品の善し悪しに大きく左右しますので、ストーリー展開と合わせてしっかり考えましょう。


ストーリー

そして、プロットづくりに欠かせないのが「ストーリー(物語)」です。

登場人物がどんな行動を起こしてどういう展開になっていくのか、枠組みを意識しながら考えていきます。

枠組みとは、「起承転結」や「序破急」、「三幕構成」などのことです。

枠組みがしっかりしていると、ストーリーにメリハリが出てユーザー側が飽きることなく楽しめます。

テーマに合わせた枠組みで、ストーリー展開を考えましょう。



3.プロットの書き方

具体的に、プロットはどのように書いていけばよいのでしょうか?

プロットを書く流れは人それぞれですが、一般的なプロットの書き方を以下に解説します。


骨組みである企画の作成

プロットを書く前に、まずは企画を考えます。

企画の作成で考えるべき要素は、以下の4つです。

  • なぜこの作品を作るのか

  • コンセプト

  • ターゲット

  • ターゲットが得られるもの

企画を作る段階で、その作品を作る目的について考えます。

目的が明確であれば、どのようなテーマ・ストーリーにするべきかということが自然とわかってくるからです。


コンセプトは、先に触れたテーマと似たもので、作品の方向性を決めます。

映画だと、コンセプトは「見どころ」や、「より意識して見て欲しいポイント」などと考えることができます。


ターゲットでは、どんな人に作品を見てほしいかを設定します。

中学生の女子なのか、適齢期のOLなのかなど、どんな人に向けた作品なのか決めます。

その上で、この作品を視聴することで、「ターゲットは何を得られるのか」も突き詰めることで、プロットの方向性が明確になるはずです。


ストーリーである章立ての作成

先に挙げた4つの要素を盛り込んだ企画を作成したら、「章立て」に入ります。

章立てとは「本の目次」的なものだと考えるとわかりやすいです。


小説の場合、章立ては1〜5章で完結する「5章立て」が一般的だといわれています。

ただし、小説や本でも3章で完結する作品もあれば、10章で完結する作品もあるので、必ずしもその限りではありません。


映画の場合は、「三幕構成」という小説でいうところの3章で完結するものが多いです。

見出し毎のあらすじを作成

章立てができたら、各章の見出しを考えます。

その上で、見出しごとのあらすじを作っていきます。

ここでいうあらすじは、「物語の大筋」という意味で、読み手に向けたあらすじとは別です。

そのため、オチを隠すことはせずに、わかりやすく物語の概要を書いていきます。


このとき、あらすじと合わせて作品のコンセプトなどを合わせて考えると、どんなストーリーにすればよいのかということがより明確になるのでおすすめです。

作品を作る目的と並行して、あらすじを考えていきます。


4. 現場のプロが考えるプロットの重要性

実際に数多くのプロットを作成しているプロの作家さんに、プロットを作成する上で重要なポイントについてお話を伺いました。


池田 亮(脚本家・演出家・美術家)

プロット作成は、自分だけのオリジナル作品を書く場合と、チームで作り上げていく場合とで書き方がまったく変わってきます。


企画・小説・エッセイ・脚本・戯曲など、自分が原作となるオリジナル作品だと、ゼロから生み出す場合は自分はこういったことを書きたい」という衝動をとにかく筆に乗せ、既存の価値観にとらわれないことを意識します。

その後、編集者、監督、演出家と共に推敲を行いますが、自分にしかない表現と説得力を心がけています。


既に原作・企画・設定・テーマがある脚本など、チームで作る作品の場合は、相手の要望を聞き、自分だけではなく複数の脳で作品を書くということを意識します。

全員が腑に落ちるポイントを探し、気になる点は新たなアイデアを取り入れるため意見交換をするなど、内容が具体的に書かれたプロットは、良し悪しのジャッジも含めてコミュニケーションがしやすくなります。


プロットは作品の始まりであり、共に作っていくメンバーとの意思疎通を図るものとしても重要です。

「どのような物語か」「どのような方々に見てもらいたいか」など、とにかくイメージを明確にし、クリエイションを共にする方々へ「具体的に説明する」ということを最も意識しています。


望月清一郎(脚本家・演出家)


僕は、プロットを「物語を具現化するはじめの一歩」と捉えています。

「こんなシーンが欲しい」とか、「あんなシーンがあったら良い」など、今までたくさん考えてきた、アイデアやエピソードたちがついに形を持ち呼吸し始める、とても大切な作業です。


プロットは物語の基礎となる設計図。

どんな順番にすれば主人公の感情は刺激され、葛藤や対立が生まれ続けるのかを、特に意識して骨組みを作ります。

「こんなこと思いつくなんて、ひょっとして天才なんじゃないか」と思って書き留めたアイデアも、残念ながらこの段階でたくさんお蔵入りしていきます。

常に冷静に、時に残酷に、だけど大胆に書き進めていくことを意識します。


また、プロット推敲方法として、こんなことをしています。

①書き上げたプロットを紙に印刷

②ブロッグや章ごとにカッターで切り、一度バラバラにする

③順番を入れ替えたり、削ったり、付け足したりする

④いろいろな順番に並べ変えてみる


とてもアナログな方法ですが、思ってもいなかった構成が浮かんでくることがあります。

プロット作成に煮詰まったらぜひお試しください。



5. まずはプロットを書くことから始めてみよう

「自分でプロットを書きたいけど、書き方がわからない」という人は、本記事を参考にまずは企画を考え、プロットを書いてみましょう。

書くことで流れがつかめてきますし、何度も書いてみることで、「このプロットだと先方に伝わりにくいかもしれない」など、修正点がわかってきます。


人々の心を掴む作品を作るには、プロットはもちろんですが、企画からストーリー構成まで、さまざまな作業をひとつひとつ丁寧にクリアしていくことが重要です。

目や耳に触れる幅広いことにアンテナを張り、常に「こうしたら面白いかも」と思いを巡らせましょう。


プロット作成に困ったらPitaに相談

プロットの書き方は人それぞれなことに加えて、プロットが上手に書ければいいというわけでもありません。

重要なことは「面白い作品をつくる」ことであり、その上でわかりやすいプロット作りが求められます。


弊社Pitaでは、プロット作成のお手伝いをさせていただいております。

考え抜かれた企画を、よりわかりやすく伝えるためのプロット作りをサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にお声がけください。


豊富な実績

Pitaがプロット作成に長けているポイントのひとつは、「実績豊富なプロが多数在籍している」という点です。

ノンフィクションからバラエティまで、実にさまざまな作品に携わってきたプロばかりですので、どんな作品でもその魅力を的確に理解し、プロットに落とし込みます。


多種多様で人柄の良い漫画脚本家と演出家

さらに特筆すべき点は、弊社Pitaに所属する各分野のプロフェッショナルは、実績豊富であることはもちろん人柄がよいということです。

多くのスタッフが関わりながら進んでいく作品作りにおいて、チームワークは欠かせません。

スタッフと円滑なコミュニケーションが取れないと、よい作品に仕上げることは難しいです。

弊社所属の脚本家や演出家たちは、皆人柄がよく、クライアントとのコミュニケーションをスムーズに進めていきます。


また、弊社にはプロットを書く脚本家や演出家のほかに、放送作家や監督など、さまざまな分野の専門家が在籍しています。

その上で子ども向けのコンテンツ、ドラマやアニメ脚本、Youtubeなど、それぞれの得意とする分野をもつスタッフがおりますので、どんなご要望にも対応可能です。

プロット作成はもちろん、企画の段階からお手伝いさせていただきます。


速さ、量、質

プロット作りにおけるスピードや品質に自信をもち、どこに出しても恥ずかしくないクオリティに仕上げます。

プロット以外にも、企画から脚本、演出まで、チームで作品作りができるスタッフが揃っておりますので、より満足度の高い作品をご提供いたします。


費用についても、クライアント様の意向に沿った形でご提案できるよう尽力いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。


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