TVの番組企画構成はこう創る!企画構成を学ぶ方法を紹介

TV番組の企画構成は、視聴者の心を引きつける番組づくりをする上でもっとも重要です。

どうやって番組の企画構成ができていくのか、「面白い番組」をつくるにはどうすればいいのか…。


本記事では、TV番組の企画構成について、さまざまな角度からご紹介するとともに、これから番組づくりに携わりたい人に向けた情報を発信しています。



【目次】
1.TV 番組の企画構成とは
2.TV番組の主な構成事例
3.ウケる、TV番組の企画構成はこうして生まれる
4.TV番組の企画構成を学ぶ環境
5.企画構成は番組づくりの要!しっかりスキルを身につけよう


1.TV 番組の企画構成とは

TV番組はどんな工程を経て作られるんだろう?と考えたことがある人は多いと思います。

特に、これからTVの世界で活躍したい人は、その詳細についてとても興味をもつでしょう。

TV番組は、きっちりと「誰がつくる」というポジションが決まっているわけではありません。

いろいろな人が意見を出し合い、関わり合いながらつくられていきます。


TV 番組の企画をこうして決まっていく


「TV番組をつくる」ということになったら、まずは企画会議から始まります。

企画会議に参加するのは、


・プロデューサー

・担当ディレクター

・AD

・放送作家


上記のメンバーが中心となって、面白い番組をつくるための案を出し合います。

放送時間や予算、テーマなどもここで決められます。

ほとんどの場合、1回の企画会議で番組づくりの方向性がまとまるということはありません。

毎週のように何度も何度も企画会議を重ねながら、番組づくりを詰めていくのですね。


ちなみに、企画会議では「どんな番組をつくるか」「予算は時間」などといったことが話し合いで決められます。

実際に、番組内でどんな発言や動きをして、カメラワークはどうするか…ということについては、企画会議がまとまった後の「制作会議」で決められます。

制作会議も、面白い番組をつくるためにはとても重要です。


プロデューサーの意見

番組作りで中心となるのは、基本的にプロデューサーになります。

たくさんのスタッフから出された企画を見て、最終的な判断を下すのはプロデューサーであることが多いです。

企画会議で決まった企画を、「企画書」にしてを取りまとめるのもプロデューサーですし、予算の調整や番組のPRを行うのもプロデューサーなので、番組づくりでかなり重要な役割を担っています。


放送作家のアイデアや意見

放送作家は、依頼を受けて番組の企画づくりに参加し、構成案を作成したり、番組の台本を書いたりします。

構成作家という仕事もいて、本来は構成作家が番組の企画や構成を行い、放送作家がその台本を書く、という位置づけですが、最近は放送作家と構成作家で同じ仕事をしているケースも多いです。

番組づくりに放送作家が関わらない場合は、ディレクターやプロデューサーが台本を書く場合もあります。

番組づくりの決定権がプロデューサーにある場合が多いですが、番組によっては放送作家の意見がプロデューサーよりも重視されることも。


ちなみに、ひとつの番組に対して複数の放送作家が関わることがほとんどです。

番組はレギュラーだと毎週放送がありますので、その都度テーマが変わるため、複数の放送作家が企画を出して番組づくりに精を出します。



2. TV番組の主な構成事例

全力!脱力タイムズ

フジテレビで放送されているバラエティ番組『全力! 脱力タイムズ』は、2015年4月から放送されている人気番組です。

ニュース番組のようなセットの中で、有田哲平さん扮する「アリタ哲平キャスター」が、報道番組風に社会問題を取り上げます。

しかし、VTRには笑ってしまうスパイスがふんだんに盛り込まれていて、何も知らないゲストの芸人さんがその内容を初めて目にしてさらに笑いを誘う…という、とても個性的な番組です。

企画が生まれたきっかけは、編成にB級的なニュースをメールで送ってくる人がいて、そこから出た発想とのこと。

当初は、「どんなにマイナーなニュースでも、有識者が専門分野を生かして語る」という方向だったそうですが、有田哲平さんの得意とする笑いを活かす形を取り入れつつ、現在の方向に落ちついたのだとか。


この番組の面白いところは、芸人に偽の台本を渡して打ち合わせをし、実際の収録ではまったく違う方向で進んでしまう点です。

用意された(と思っていた)台本とはまったく違うニュースが取り上げられるので、まっさらな状態から芸人さんはコメントやネタを出しながら、笑いを取らなければなりません。

一方で、もう1人のゲストである女優さんには本来の台本を渡して覚えてもらいます。

その上で真面目に取り組んでもらうのですが、芸人さんの驚きと慌てて笑いを取ろうとする姿に、女優さんは笑いをこらえるのが大変…という流れ。

かなり凝った番組構成ですね。



千鳥のクセがすごいネタGP

『千鳥のクセがスゴいネタGP』は、芸人の千鳥さんがMCをしているバラエティ番組です。

こちらは『全力!脱力タイムズ』のチームが制作しています。

今が旬の芸人さんたちが、普段披露しているネタとは違った「クセがすごいネタ」を披露し、最後に千鳥がグランプリを決めるという番組構成です。

この番組のポイントは、ほかの番組では見ることができない斬新なネタが見られるという点。

とにかく出演者のクセが強いので、笑わないと思っていてもつい笑ってしまいます。

また、SNSで知名度の高い芸人や、芸人と歌手のコラボなど、いろいろなバリエーションがあるので飽きることなく毎週楽しめるのもポイント。

毎週継続して視聴することで、シリーズ化しているネタがわかってくるので、また違った楽しみ方もあります。

3.ウケる、TV番組の企画構成はこうして生まれる

視聴者の心を引きつけるTV番組の企画構成をつくるために、放送作家や構成作家はどんな工夫をしているのでしょうか?

まさに今、放送作家として活躍している宮地ケンスケさんにその秘密をこっそりインタビューしました。


宮地ケンスケさん

企画書を作るにあたり、私が一番大事にするのは『番組タイトル』です。

番組を作るとなって、いきなりレギュラー番組がスタートすることはありません。

まず、特番で視聴者の反応を見ます。視聴率や反響があれば次はゴールデン帯で放送、そこでも、反響があればレギュラー昇格というのが一般的な流れです。

なので、番組タイトルで「その番組はどんなことをする内容なのか」をしっかり伝えることが大事だと考えています。

私が一番好きな番組タイトルのひとつは、「帰れま10」です。

このタイトルは、ベスト10を当てるまで企画が終了しないというのが瞬時にわかる、素晴らしいタイトルだと思います。

では、こういうタイトルをどう考えたらいいのか。

私は、「ダジャレ」「若者が使う流行語」にヒントが隠されていると思っています。

自分がやってみたい企画を思いついたら、そのタイトルをまずは思うままに書き上げましょう。

その書き上げたタイトルの中に、ダジャレや流行語に落とし込みやすいものをピックアップしてみてください。


企画内容を考える上で、私は「観る層のターゲットを明確にすること」も大切にしています。

その企画が、「女子高生が喜んでもらえる」「ファミリー層が楽しんでくれる」と、胸を張って言えることが重要。「なんか面白そうで」はダメだと思います。

私が尊敬する放送作家さんが言っていた、「今の非常識は、未来の常識になる」という言葉。

「賛同してくれる人が2、3割くらいだったのに、数年後にビック企画に化けた」という企画をよく聞きます。

端的にいうと、「番組タイトルはダジャレ」、「企画は2、3割の人にしか理解を得られないバカバカしいのを考える」ということがポイントです。


ハシモトコーキさん

自分が企画を考えるときは、「今、世間では何が流行っているのか?」「世の中の人は何を考えているのか?」ということを、ネットや雑誌、SNSを使って調べます。

YouTubeの流行を調べる時は、急上昇の動画を観て傾向を探るほか、友人との会話もヒントになることがあります。

あらゆる物事に興味を持って、普段は見逃してしまうような情報にも、しっかりアンテナを張ることが重要です。

アイディアを考案する際には、リサーチで得たヒントをもとに、頭の中でアイデアを練ります。

「本当に面白くなるか?」「ブレてはいけない軸はどこなのか?」など、企画書を書き出す前に最低限の基礎を固めます。


また、この時に思いついたアイデアをネットで検索し、すでに類似の企画が世に出ていないか調べるのも重要な作業です。

リサーチとアイディア出しができたら実際に企画書を書き始めます。

文章での情報を重視する場合はワード、写真などビジュアルの情報を重視する場合はパワーポイントを使って作成します。

細かい書き方は人それぞれですが、誰もが一読して理解できるように、簡単な言葉遣いや言い回しを心がけます。

企画書を読んだだけで映像が頭に浮かぶよう意識するため、堅苦しい文章よりも、ラフな口語体を使用することが多いです。

4. TV番組の企画構成を学ぶ環境

これから放送作家として活動したい人、TV業界で働きたいと思っている人は、番組の企画構成づくりについて勉強することはマストです。

いろいろな番組を視聴しながら構成を分析するのもひとつの方法ですが、並行してプロのテクニックを学ぶことで、さらに目指す場所への道のりが近くなります。

「Writer’s Door」では、生きた企画構成を学ぶことができるオンラインスクールです。

加えて、TV業界で活躍するために、幅広いサポートとフォローを提供しています。


現役の放送作家からリアルな現場を学べる

「Writer’s Door」に在籍する講師は、現役の放送作家ばかりです。

誰もが知っている人気番組の企画構成に関わった講師がたくさんいますので、即戦力になる企画構成を学ぶことができます。

ただテクニックを学ぶだけではなく、現場の話を聞けるのも「Writer’s Door」ならではのメリットです。


アニメ、映画、漫画、などジャンル多数

放送作家や構成作家としての企画構成を学ぶことができるのはもちろんのこと、「Writer’s Door」ではアニメや映画の脚本家、漫画脚本家も多数在籍しており、皆現在もプロとして活躍中です。

企画構成を学びながら、脚本づくりを学ぶこともできるので、表現という分野におけるさまざまなスキルを身につけることができます。

また、いろいろな分野の仕事や流れを知ることで、TV業界についての理解も深まります。


プロによるシナリオや構成の添削

「Writer’s Door」では、プロとして活躍中の脚本家がしっかり添削をしてくれます。

「Writer’s Door」の講座を受講する人は、脚本家や放送作家として活動したい、食べていけるようになりたいという人が大半です。

「Writer’s Door」の目標は、自社「Pita inc.」の仲間として一緒に素晴らしい作品作りをしてくれる人を育成すること。

ただテクニックを教えて終わり。ではなく、その後即戦力として力を貸してくれる人を育成するための講座ですので、講座で学んだ内容を活かすことができるチャンスがたくさんあるのです。


いつでも質問ができる環境

「Writer’s Door」では、オンラインの講座や添削によってスキルを身に着けていきます。

専用のLINEアカウントがあり、いつでも気軽に質問できるので、仕事や育児の合間に作業をして、聞きたいことをすぐに聞ける環境が整っています。

また、月に1回リアルタイムのオンライン講座を開催していて、実際にプロの構成作家から現場の話を聞いたり、質疑応答をすることができるので、自分のペースで学びながらも、現場の雰囲気を掴むことができます。

5. 企画構成は番組づくりの要!しっかりスキルを身につけよう

「面白い番組」をつくるために、企画構成はなくてはならない作業です。

ただつくればよいというわけではなく、どんなところからひらめきを得るのか、どんなアンテナを立てていればいいのかということは、自分1人ではなかなか思いつかないもの。

本気で放送作家を目指したい、でもスキルもコネクションもない…ということならば、プロのテクニックを「Writer’s Door」で学んでください。

身につけたスキルを活かすチャンスを用意してお待ちしています。